電動貨物車が店舗に突っ込む 2人死亡2人けが

 中国メディアの南方網などによると、湖南省岳陽市岳陽楼区の洞庭南路と竹蔭街の交差点付近で6日午後6時48分ごろ、小型電動貨物車が暴走し有名茶飲料チェーン「茶顔悦色」の店舗に突っ込んだ。地元警察によれば、店先にいた4人がはねられ、2人が死亡、2人が軽傷を負った。


 SNSに投稿された動画では、赤い小型貨物車がまず植え込みに衝突し、その後方向を変えて店舗入り口に突っ込む様子が映っている。停車後、現場の多くの人が協力して車を押し動かし、地面には多くの荷物が散乱していた。
 地元の岳陽楼区公安分局(警察)によれば、小型貨物車は荷下ろし後、移動しようとした際に運転を誤り、店先にいた人々をはねた。


 貨物車は、有名コーヒーチェーン庫迪珈琲(クーディ・コーヒー、北京市)の車両。地元の責任者は警察の捜査と並行して社内調査を進め、負傷者の家族とも連絡を取り、慰問と善後処理を行っている」と述べた。
 現場近くの庫迪珈琲の従業員は「(事故を起こした車は)会社の車で、当店だけでなく他の店舗にも配送している」と話した。


 中国各地で車両の店舗突入事故が相次いでいる。7月、河北省滄州市で小型貨物車がパン店に突っ込み5人負傷。5月、江蘇省南京市では乗用車が赤信号を無視してコンビニに衝突し2人死亡、3人負傷。3月、広東省広州市でミニバンが急発進しカフェに突入、4人が重軽傷を負った。

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