旅客機離陸中の滑走路を貨物機横断、香港空港で管制ミス

 香港国際空港で23日午後9時6分ごろ、旅客機が離陸のため滑走中、貨物機が同じ滑走路を横断していることが分かり、離陸を中断した。けが人はなかった。香港政府民航処は管制ミスとみて事故原因を調べている。香港星島日報が伝えた。

  民航処によると、旅客機は香港航空の香港発インドネシア・バリ行きのA333型機。管制官の許可を得て南滑走路から離陸するために滑走を始めた際、米アラスカから到着したキャセイ航空のB748貨物機が同滑走路を横断中だった。貨物機のパイロットの通報を受けて、管制官が旅客機に対し直ちに離陸中止を指示した。

 旅客機は起点から数十メートル滑走したところで離陸を中止した。貨物機は長さ3800メートルの滑走路の末端を横断しており、接触しなかった。

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