中国当局が2015年以降の3年間に閉鎖したウェブサイトは約1万3000、停止したアカウントは約1000万に上ることが、全国人民代表大会常務委員会に24日提出されたインターネット空間の安全に関する報告書で明らかになった。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
報告書によると、国家インターネット情報弁公室などは、各地方の当局と共同でウェブサイト、ミニブログ、メッセンジャーアプリなどに対する集中取締を数回実施。暴力やわいせつ情報などのの提供に対し摘発を行った。
仏AFP通信によると、中国当局はグーグル、フェイスブック、ツイッターの使用、大部分の海外ニュースサイトへの閲覧を禁じている。2012年に習近平氏が中国共産党総書記に就任後、ネットに対する管理が一層厳しくなった。先ごろ、VPN(仮想私設網)サービスを提供していた個人業者が懲役5年6カ月の判決を受けた。