北京市大興区でまた火災、当局が公開写真を撤回

 2017年12月21日火災11月に27人が死傷するアパート火災があったばかりの北京市大興区で20日午後4時ごろ、大福荘村地区のガレージ跡で火災があった。けが人の情報はない。北京市の公式ミニブログが黒煙が高く上がる火災の写真を一時掲載したが、まもなく削除した。社会的な反響を懸念したとみられる。香港星島日報が20日伝えた。

 大興区で再び起きた火災に対し市民の関心は高く、ネット上では火災の模様の写真が多数掲載された。公式ミニブログに一時掲載されていた写真も、転載が相次いでいる。

 11月の火災で焼けたのは違法建築のアパートで、死傷者は住民の出稼ぎ労働者ら。当局は違法建築の撤去と、「低級人口」と称して住民の立ち退きを強行した。しかし、人権侵害だとして住民が抗議し、知識人を含む一部市民が同調した。
タイトルとURLをコピーしました