中国軍機がまた台湾沖を周回、写真公開し台湾独立派けん制

 中国軍の申進科報道官は12日、公式ミニブログを通じ、中国軍機が11日、沖縄本島と宮古島間の宮古海峡、台湾とフィリピン間のバシー海峡を越え、台湾本島の周りを回る巡航などの訓練を実施したと発表した。台湾本島の山脈の写真も公開し、台湾独立派をけん制した。香港のニュースサイト、東網が伝えた。

 台湾周辺での中国空軍の訓練は常態化しているが、報道官が「島の周りを回る」と強調したのはまれ。先に米国駐在の李克新・中国公使が、米首都ワシントンで台湾の武力統一に言及するなど、台湾に対する威嚇を強めている。

 申報道官によると、訓練に参加したのは爆撃機、戦闘機、偵察機、早期警戒機、補給機など。H6K爆撃機、Su30戦闘機、J11戦闘機が参加したとみられる。

 防衛省統合幕僚監部は11日、中国軍のH6爆撃機2機、Y8電子戦機1機、TU154情報収集機1機、戦闘機2機が東シナ海と、太平洋を飛行し、空自機がスクランブル(緊急発進)したと発表した。

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