朝鮮半島情勢が緊張の度合いを高める中、北朝鮮難民の流入に備えるよう命じる通信会社の内部文書が6日、ネット上に流れた。文書は、有事に中国政府が難民キャンプを多数設営するため、移動通信基地局の設置準備を始めたとしている。香港のニュースサイト、東網などが6日伝えた。
内部文書の作成者は、中国通信大手の中国移動通信(チャイナモバイル)の吉林省白山市の支社。内部文書によると、朝鮮半島の緊張のため、白山市長白県政府が北朝鮮難民の流入に備え、キャンプ5カ所の設置を決めた。中国移動の支社も2日、事前準備のため係員を設置予定地に派遣して移動通信の電波の状況を調べた。
長白県は260キロにわたり北朝鮮と国境を接しており、朝鮮半島で戦争が起きれば、難民の大量流入が予想される