ブータン西部のドクラム(中国名、洞朗)での中印両軍のにらみ合いが集結して間もない中、インド紙はこのほど、インド軍工兵部隊が最新式重機100台以上を使い、北部山岳地帯の中印国境付近で道路建設を進めていると伝えた。3年内に73本を完成する計画だという。星島日報が伝えた。
インド紙によると、インド軍工兵部隊は最近、道路工事用の最新式重機のほか、兵員輸送用の装甲車両、地雷探査装置約1000台、架橋車両50台などを購入して北部山岳地帯に配置した。道路の建設能力を高めるとともに、前線部隊の機動性を高める目的がある。
インドは2006年、中国との国境で戦略上重要な道路73本の建設を始めたが、遅れが深刻で2割しか完成していない。このため2020年の完成を目指し工事を急いでいる。