防衛省統合幕僚監部は19日、中国軍のH6爆撃機4機、情報収集機TU154MD1機、電子戦機Y81機の計6機が同日、沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡の公海上空を飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。
蘋果日報によると、台湾国防部も19日、中国軍の情報収集機TU154MDが18日午前、宮古海峡上空を通過して南下したと発表した。中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)後、中国軍機が台湾周辺を回る訓練を行うのは初めて。
中国軍は今年7月以降、各種軍用機による台湾周辺の飛行を繰り返している。7月に6回の飛行を行った後、8月にはH6爆撃機とY8が台湾とフィリピン間のバシー海峡を飛行後に北上し宮古海峡を通って中国に戻った。その数日後にも数機が台湾周辺を飛行した。