フィリピンと中国は、李克強首相のマニラ訪問の最終日の16日に共同宣言を発表し、南シナ海の領有権問題に関し武力解決の回避で合意したことを明らかにした。ラジオ・フランス・アンテルナショナル（ＲＦＩ）が15日伝えた。
中国国営新華社通信によると、中比両国は共同宣言で、南シナ海の平和と飛行・航行の自由の重要性と、武力による威嚇を行わないことを改めて強調した。
ロイター通信によると、南シナ海はマレーシア、台湾、ブルネイ、ベトナム、フィリピンが島や岩礁の領有権を主張している。しかし中国は南シナ海の大部分について権利を宣言し、人工島を造成して軍事施設を建設している。