国営新華社通信は15日、中国共産党中央委員会対外連絡部の宋涛部長が習近平総書記の特使として17日に北朝鮮を訪れ、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の内容を伝達すると報じた。同党は従来、北朝鮮を最初の特使派遣先としていたが今回は4番目。核・ミサイルの開発を繰り返す北朝鮮を故意に冷遇した可能性がある。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
中国共産党は党大会後、北朝鮮、キューバ、ベトナム、ラオスなど共産党が統治する各国への特使派遣を慣例にしてきた。これまで北朝鮮は特使派遣先の首位だったが、今回はベトナムとラオスの後になった。また、中国政府系メディアが、党大会に向け各国共産党が送った祝電について報じた際、北朝鮮をキューバの後の第4位に降格した。