湖南・益陽の高校で21人が肺結核発症、校長が休校拒否

 湖南省益陽市桃江県の高校で今年8月から生徒が相次いで肺結核を発症していたことが分かった。15日までに21人が肺結核と診断された。生徒と保護者が休校を求めたが校長が拒否し、感染が拡大したとみられる。香港のニュースサイト東網などが16日伝えた。

 生徒によると、今年8月、生徒7人が結核と診断され、その後、他の生徒の感染が次々に確認された。

 生徒によると、担任教師が生徒の結核感染を校長に報告し、休校を求めたが「死者が出ていない」として拒否された。

 学校当局は、発症した7人を除いて生徒に当校を命じたため、その後14人が相次ぎ発症した。

 北京青年報によると、桃江県疾病対策予防センターが、この高校で8月から9月に全校生徒を対象に検査を行ったところ約30人の患者がみつかった。同センターによると、結核は潜伏期が長く、今後も患者が見つかる可能性が高い。
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