湖北・黄岡の路線バスに刃物男、乗客7人人質に立て込もる

 湖北省黄岡市キ春県(キは草かんむりに単と斤)で11日午前8時20分ごろ、路線バスに刃物を持った男が乗り込み、運転手と女性乗客1人に切りつけてけがを負わせ、さらに乗客7人を人質に取って立て込もる事件が起きた。中国青年報が伝えた。

 同県の警官隊が出動してバスを包囲。警察幹部が人質を解放するよう男を説得した。警察幹部が、人質の身代わりを申し出て男が同意。幹部が、人質3人と入れ替わろうとした際、すきをみて男を突き倒した。直ちに他の警察官が突入して男を制圧し、他の人質を救出した。

 警察によると、切られた運転手は重傷だったが命に別状はない。女性乗客は手に軽傷を負い病院に運ばれた。

 男は河南省出身。警察が犯行の動機について追及している。
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