上海でロシア人14歳女性モデルが過労死、ロ警察が捜査開始

 ロシア人の14歳の女性モデルブラーダ・デューバさんがこのほど上海で急死し、ロシア連邦捜査委員会が刑事事件として捜査を始めた。女性モデルは過労をきっかけとした脳膜炎で死亡したとみられている。香港のニュースメディア、東網などが31日伝えた。

 同委員会の担当官は、過失致死の疑いで刑事事件として捜査を進めていると述べた。 

 在上海のロシア総領事館は、女性モデルの死因は敗血症による多臓器不全とみられるが、司法解剖の結果を待ち改めて公表するとしている。

 デューバさんは上海のモデル・プロダクション上海英模文化発展(Esee)に所属していた。25日に倒れ病院に運ばれたが27日死亡した。

 上海英模文化発展は、デューバさんに哀悼の意を示す一方、「仕事量が多すぎた」、「奴隷的な契約が結ばれていた」などの一部のメディアの報道内容を否定した。

 同社によると、デューバさんの仕事時間はほぼ8時間以内だった。24日深夜に吐き気とめまいを訴えたため、翌日の仕事を中止した。しかし、仕事先の浙江省義烏市から上海に戻った後、再び体の不調を訴えた。

 デューバさんの母親は、娘が毎日12時間も働かされ、上海で働いていた2カ月間、医療保険に加入させてもらえなかったと訴えている。

タイトルとURLをコピーしました