中国共産党中央委員会第1回総会(1中総会)で25日、最高指導部である政治局常務委員に選ばれた習近平総書記ら7人が25日、北京の人民大会堂で記者会見を行ったが、英BBC放送など米英のメディア5社が締め出された。現地の外国記者協会は報道の自由に反するとして当局を批判した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が25日伝えた。
ロイター通信によると、習総書記は会見で、海外メディアの記者が中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の取材のため遠方から訪れたこを感謝し、客観的な報道と建設的な提案を歓迎すると述べた。
しかし、BBC、エコノミスト、フィナンシャル・タイムズ、ガーディアン、ニューヨーク・タイムズの5社には会見の招待状が届かなかった。
同協会は25日「会見は新指導部に関することで重要なニュース活動だったが、一部メディアは発信をほぼ阻止された。中国当局は取材を記者を懲罰する道具としており、報道の自由に対する重大な侵害だ」との声明を発表した。