核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し米国が外交、軍事、経済の三方面から圧力を加える中、中国と北朝鮮の貿易が今年9月、前年同月比3.7%増えたことが23日までに分かった。中国外交部は、民生と人道上必要な物資について国連安全保障理事会は禁じていないと説明した。香港のニュースサイト、東網が24日伝えた。
中国の9月の対北朝鮮貿易は輸出が前年同月比年21%増、輸入は16%減だった。外交部の耿爽副報道局長は「中国は国連安保理の制裁を全面的かつ厳格に実行している。しかし、中朝は隣国であり通常の往来は維持している。制裁は北朝鮮の社会と人道上の不利益をもたらすべきでないとしている」と語った。
米CNNは22日、ナミビアが軍事や建築で北朝鮮の得意先だと報じた。ナミビアは国立博物館、国父の銅像、大統領府などを北朝鮮企業が建設した。ただし、国連の制裁後、北朝鮮との経済上の往来は中断しているという。