国防や外交に詳しい中国人民大の教授はこのほど、北朝鮮が再度ミサイルを発射すれば、中国が懲罰を行うの見方を示した。習近平国家主席は、北朝鮮指導者への不満を高めている。英紙を引用し台湾中央社が22日伝えた。
教授は英ＢＢＣ放送の取材に対し「北朝鮮は崖っぷちに立っており、ちょっと押せば転げ落ちる。もし再度ミサイルを発射すれば、国全体が崖から落ちる」と述べた。
教授はさらに「中国の政府も指導者も怒っている。中国は北朝鮮を懲らしめたいと思っている」と語った。
教授によると、中国とベトナムの関係はかつてよかったが1979年に戦争になった。中国と北朝鮮の関係は、以前の中越関係にも劣るという。
北朝鮮は、中国共産党第19回全国代表大会（第19回党大会）中のミサイル発射に踏み切るとみられていたが、これまでのところ何も動きを見せていない。北朝鮮は党大会が開幕した18日、中国に祝電を送った。