北京のPM2.5濃度上昇、党大会向け青空対策も効果なし

 在北京の米国大使館が発表している北京市のPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が20日、115μg/m3(マイクログラム/立方メートル)を記録した。PM2.5は100μg/m3以上で健康に影響があるとされ、世界保健機関(WHO)の基準では1平均値を25μg/m3以下であるよう定めている。台湾中央社が20日伝えた。

 北京市の人民大会堂で18日~24日、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が開催中。建設工事現場や会場から数百キロ以内の工場で操業が禁止されている。商店で串焼肉の販売も禁じられた。市民に対しても、大気汚染防止のため協力するよう指示が出ている。

 党大会の開幕以来、青空は実現しておらず、北京はスモッグに覆われた。市民は外出の際マスクを着用している。

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