日米が台湾南沖で合同演習、北朝鮮と中国けん制も

 海上自衛隊は2日、護衛艦「さざなみ」と米空母米原子力空母「ロナルド・レーガン」が9月29日から10月1日まで、沖縄周辺と台湾南方海域で共同訓練を行ったと発表した。北朝鮮と中国をけん制する狙いがあったとみられる。ロナルド・レーガンはこの後、朝鮮半島沖へ向かった。台湾中央社などが2日伝えた。

 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)によると、演習は沖縄周辺、台湾南方海域、フィリピンと台湾間のバシー海峡の海上と上空で行われた。南シナ海で影響力を強める中国をけん制する目的があったとみられる。

 ロナルド・レーガンを中心とする空母打撃群は10月、朝鮮半島沖で韓国海軍と合同演習を行う。

 韓国政府筋によると、朝鮮労働党創設記念日の10月10日か中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が開幕する10月18日ごろ、北朝鮮が新たな挑発を行う可能性が高い。日米韓の合同演習は北朝鮮をけん制する意図がある。

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