香港で4万人が反中国デモ、「雨傘運動」リーダー投獄の法務部門トップの辞任要求

 香港の民主派団体が中国国慶節の1日、中国の強権支配に反対するデモを行い、香港政府の法務部門の責任者、袁国強・律政司長の下野を求めた。参加者は主催者によると約4万人、警察によると4300人だった。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が2日伝えた。

 デモ隊は2014年の大型デモを指導した当時の学生団体幹部3人が、8月に実刑判決を受け収監されたことを、刑事裁判にみせかけた政治的な弾圧と反発。袁・律政司長を批判した。3人は、民主的な行政長官選挙の実現を求めて、学生らが中心部の道路を占拠した大型デモ「雨傘運動」でリーダーを務めた。

 香港政府の報道官は「政治的弾圧とする主張に根拠はない。3人は集会、デモが理由で有罪になったのではなく、行動が法に違反したからだ」と語った。

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