メッセンジャーアプリWhatsApp機能制限

 中国当局がこのほど、フェイスブック傘下のメッセンジャーアプリWhatsAppの機能を制限し始めことが分かった。10月開催の中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)を前に新たな通信規制を始めたものとみられている。台湾中央社が26日伝えた。

 AFP通信によると、WhatsAppの通話はできるものの、音声メッセージや写真が送れなくなっている。中国では今年夏にもWhatsAppが使えなくなった。

 WhatsAppはプライバシー保護のため、利用者間の通信を暗号化できることを中国当局が嫌っているとみられる。中国当局はネット検閲システム「グレート・ファイアウォール」で監視や規制を行っている。

 中国当局は今年に入りネットの管理を強化。新規則を施行し、関連企業に対し中国内のユーザーデーターの提出を求めているほか、コンテンツに対する規制を強めた。

 中国では長年、ツイッターやフェイスブックが封殺されている。

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