河南省鄭州市の鄭州大で22日行われた就職説明会で、低価格・高性能のスマートフォン「小米」で知られる北京小米科技(小米)の採用担当者が日本語専攻の学生に対し「日本語専攻なら帰って良い」などと語り日本語専攻の学生から就職差別だとして反発する騒ぎが起きた。同社は23日学生に対し謝罪した。26日付新京報が伝えた。
採用担当者は、選考による差別をしたほか、日本語専攻の学生に対し「映像事業をやらせてあげよう」などと述べた。中国でも有名な日本製アダルトビデオを示唆した発言で、学生を侮辱しているとしてさらに反発を招いた。
学生は、採用担当者が真面目に採用活動を行わないばかりか、時間と場所を選ばず自身の下品な趣味をあらわにしたとして批判している。
中国では女性、中国の東北地方出身者、日本語専攻者らに対する就職差別が頻発し、特に学生に一番人気のインターネット関連の企業で目立つという。