北京市西城区の世紀楽天国際服装市場の閉鎖計画に対する商店主の抗議活動は19日も続き、警察は1000人態勢で警戒を続けている。メッセンジャーアプリ「微信」上に、商店主がつくった十数個のチャットグループも閉鎖された。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が19日伝えた。
同市場の運営会社が9月8日、市場を10月6日に閉鎖するとして賃貸契約解除を突如通告したため、商店主約2000人が14日から市場周辺の路上で抗議活動を始めた。商店主は、賃貸料を前払いしている上、在庫品の持ち出しに時間がかかるとして、閉鎖の延期と補償を求めている。
商店主らは、季節の変わり目で多くの業者9月初めに大量の仕入れを済ませており、簡単には妥協できないと説明している。
商店主が18日、デモの申請をしたため警察が一段と警備態勢を強化。商店主に対し、ネット上などでの発言に注意するよう警告しているという。