中国商務部の高峰報道官は14日、定例記者会見で、6回目の核実験を行った北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議について、全面的に厳格に実施するとし、近く具体策を発表すると述べた。香港の東網などが伝えた。
高報道官によると、中国と北朝鮮の貿易額は今年1~7月は前年同期比10.2%増で、伸び幅は1~3月に比べ21ポイント低下した。1~8月は10%以下になる見通し。うち中国の北朝鮮からの輸入は3月から減り始め、1~7月は前年同期比16.3%減少した。
米軍が韓国に配備を終えた地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)について、高報道官は、中韓経済関係は全体として平穏だが、両国関係は「民意を基礎とする」と指摘。配備は中国の安全保障上の利益を損ない中国人の友好感情を傷つけるので、中韓関係の発展に影響するのは必然だと語った。