現代自動車が1週間生産停止、中韓関係悪化が響く

 中国国有自動車メーカーの北京汽車と韓国現代自動車の合弁会社、北京現代汽車(BHMC)が30日、約1週間停止していた生産を再開した。地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)をきっかけとした中韓関係の悪化が、BHMCの経営に大きく影響している。台湾中央社が30日伝えた。

 BHMCは、販売低迷のため財務状況が悪化しており、燃料タンクメーカーに対し代金1700万米ドルが未払いになっている。燃料タンクメーカーがタンクの出荷を止めたため、BHMCの4工場が操業を停止した。双方の話し合いで出荷が再開し、工場も再び生産を始めた。

 新華社などによると、現代自動車の中国での販売台数は、今年上半期には前年同期比42%、4~6月だと前年同期比64%減少した。
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