湖南省長沙市の長沙黄花国際空港で19日午前9時ごろ、ドローン1機が侵入、空港が約30分間運用を停止していたことが分かった。約13便の離着陸が影響を受けた。地元政府と警察が捜査を始めた。23日付三湘都市報が伝えた。
同空港の管制官が、滑走路の延長線上の約3キロの地点でドローンが飛んでいるのを見つけた。滑走路の両側から約10キロ、両端から各20キロ以内は飛行禁止区域に指定されている。
中国民用航空局によると、中国の各空港で今年上半期、ドローンが航空便の運行を妨げる事件が、前年同期の6倍の44件起き、8倍の790便が影響を受けた。
中国では2014年以降、ドローンの普及が進み、全国の保有機数は100万機以上とみられるが、許可証の保有者は2万人にとどまりる。長沙市の保有数も1万機を超えるとみられ、毎年、前年比で倍増している。