台湾17県・市で大規模停電、ビジネスや交通が大混乱

台湾大停電8月15日15日午後4時50分ごろ、台北、新北、高雄など17県・市で停電が起きた。総統府、行政機関の庁舎、ショッピング・モール、レストランなどで一斉に照明が消えた。ATM(現金自動預払機)、信号機も一部で停止した。聯合報などが伝えた。(写真は聯合報のキャプチャー9

 台湾電力によると、台湾桃園市の桃園大潭火力発電所で、操作ミスで燃料の天然ガス供給が中断し、発電設備6基が止まった。電力系統の周波数が低下したため、安全システムが作動して各地で連鎖的に停電が起きた。

 台湾電力を上部機関、経済部の李世光部長が同日、林全行政院長(首相)に辞表を提出して受理された。

 台湾政府が2025年までに原子力発電を停止する目標を定めたことで、原発の運転が縮小しているほか、各地の火力発電所の故障で、台湾の電力需給がひっ迫していた。

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