THAAD、F22模した目標に向けミサイル演習

 米政府筋はこのほど、中国人民解放軍が創設90周年を記念する閲兵式前日の7月29日、弾道と巡航ミサイル20発を集中的に発射する演習を行ったことを明らかにした。米軍の地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)とF22戦闘機を模した目標を使い、THAAD配備を進める米韓をけん制した。香港のニュースサイト、東網が3日外電を引用し伝えた。

 同筋によると、ミサイル発射は内モンゴル自治区で行われた。東風26C中距離弾道ミサイル4発、東風16A弾道ミサイル10発、長剣10巡航ミサイル6発が発射用車両に搭載されていた。また、米軍の偵察衛星は、ミサイル演習の数日前、中国がTHAAD対抗システムの実験を行ったが失敗したことを確認した。 

 米政府筋は、中国のミサイル演習はTHAADに反対する意志を世界に伝えることが目的だったと指摘した。

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