政府は1日、東シナ海の日中中間線付近で中国がガス田の開発を始めたことに対し、岸田外相が抗議し遺憾の意を示したことを明らかにした。政府は中国に一方的な開発をやめるよう要求を続ける。香港のニュースサイト、東網が2日伝えた。
政府筋によると、防衛省が今年7月下旬、日中中間線の中国側で中国の掘削船が作業を始めたことを確認した。昨年10月にも同様の事態が起きている。
日中は2008年、東シナ海の共同開発で合意したが、その後交渉が中断している。日本側は中国が単独開発を進めているとして抗議を繰り返している。