閲兵式で党旗優先、国旗法に違反すると批判の声

国旗軍旗事件 中国人民解放軍が30日、創設90周年に当たる8月1日を記念し内モンゴル自治区の朱日和訓練基地で閲兵式を行った際、中国共産党旗が国旗に優先されたため、国旗法違反だと批判する声がネットに上がっている。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が31日伝えた。(画面はVOA中国語版のキャプチャー)

 30日の閲兵式では党旗、国旗、軍旗の順に行進した。中国軍が党へ忠誠を誓い国軍化に反対する考えを強調したものと受け取られている。過去の閲兵式で党旗が現れたことはまれだった。

 中国の国旗法は「国旗その他の旗を持ち行進する時は、国旗は他の旗の先を進むこと」と定めている。ネット上では法治をないがしろにする動きとして批判の声が上った。
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