ベトナムが南シナ海天然ガスの採掘作業中止、中国が威嚇

ベトナム ベトナムと協力し南シナ海で天然ガスの採掘作業を行っている、スペイン・レプソルはこのほど、中国の威嚇を理由に作業中止と撤退をベトナム政府から命じられた。ベトナム政府によると、作業を中止しないとベトナムの南沙(スプラトリー)諸島の基地を攻撃すると中国に脅されという。香港のニュースサイト、東網が24日伝えた。(写真は、東網のキャプチャー)

 レプソルは先月からベトナム南東海岸の沖約400キロでボーリング作業を始めた。アナリストは「レプソルは現地の開発に3億米ドルも投じた。これほど短時間で撤収するのは驚きだ」と述べた。

 ベトナムが南シナ海のさらに多くの石油・天然ガス田で外国石油会社に採掘権を与えていることに対し、中国軍は活動を強化している。中国の艦艇は先ごろ、ベトナム漁船に損害を与える事件を起こした。

 中国国防部の呉謙報道官は24日「中国は南シナ海の諸島と付近の海域に主権を持っている。解放軍は国家の主権を守る責任がある」と述べた。漁船の損壊についてはコメントを避けた。

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