ノーベル平和賞を受賞した中国人権活動家、劉暁波氏の死去から7日目の19日、北京市や遼寧省大連市の劉氏の自宅周辺は厳戒態勢が敷かれている。妻の劉霞さんは当局から強いられて雲南省を旅行中だという。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)が伝えた。
大連市の劉氏の自宅周辺は私服警察官が警戒。「軍事管制区」であるとして写真撮影を禁止した。また、大連市の海浜で追悼活動をしていた人権活動家2人が警察に連行された。劉氏の両親は大連で死去したため、劉氏の遺骨は大連市付近の海にまかれた。
香港の中国人権情報センターによると、劉氏の兄弟は大連と広東省広洲市の自宅に戻ったが、警察が外国メディアと接触しないよう監視している。劉氏と最も親しかった弟は、当局に旅行を強制され自宅を留守居にしている。
香港では19日、市民団体による追悼指揮が行われ、参加者が献花や記帳を行った。