中印国境のにらみ合い過去最長、インド軍18万人動員か、

 インド北東部シッキム州付近の国境で6月9日から続く中国とインド両軍のにらみ合いは既に1カ月を超え、2013年の21日を超え、1962年の中印戦争後過去最長となった。インド軍が国境周辺に18万人を動員したとの報道もある。中国軍も後方支援部隊の大規模演習を行うなど戦闘の準備を進めている。ニュースサイトの東網が18日伝えた。

 インド軍は中国との隣接地に約350人を配置。2時間ごとの交代制で24時間、一列の横隊を組んで中国側を監視している。中国の報道によると、インド軍は周辺に砲兵、装甲部隊を待機させている。兵力は18万人で中国側を上回る。

 インド軍は交通インフラ整備の遅れから大部隊を配置したもよう。しかし、中国軍の輸送力はインド軍にはるかに優り、戦闘が発生した場合、迅速に武器と兵力を投入できる。インド軍には道路1本を使った輸送しかできず、切断されれば武器、弾薬、食料の不足に悩むことになるという。
 
タイトルとURLをコピーしました