内モンゴルで40度超の猛暑、当局が飲酒しないよう異例の勧告、北京や天津もご注意

 内蒙古猛暑中国中央気象台は29日、内モンゴル自治区、河北省で7月初めまで猛暑が続き、同自治区東部では最高気温が40度を超えるとの見通しを示した。気象台は、脱水症状を避けるため高温が続く場合は飲酒を避けるよう異例の呼び掛けを行った。中国新聞社などが29日伝えた。(写真は中央社のキャプチャー9

 気象台によると北京、天津、内モンゴルなど中国北方の各地で28日、気温が35度を超えた。中国の基準で高温とされる35度以上の日数が北京では10日、天津では13日となり、平年の上半期(1~6月)の平均である3.7日と3.4日を大幅に上回った。両市では通年の平均日数も既に超えた。

 気象台によると、内モンゴル、河北南部、東北地区西部で29日以降、高温が6~7日続く見通し。一部地区では6月の気温としては過去最高になるとみられる。7月2日以降、上海、杭州など南方地区でも今年初の高温を記録する見通しだ。

 気象台は長江以北の中国北方地区では今後、広い範囲で高温が予想されるため外出の際注意するよう呼び掛けている。また、酒好きが多い内モンゴルの住民に対し、アルコールは脱水症状を招く恐れがあるとして、飲酒を控えミネラルウォーターや糖分が少ないサイダーを飲むよう促している。

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