ホルムズ海峡で中国とイラン両海軍が合同演習、米海軍が注視

 ホルムズ海峡中国とイランの両海軍が18日、イランの原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡と付近のオマーン湾で合同演習を行った。参加艦艇は各3隻。同海峡でイランと緊張状態にある米国は、合同演習に強く注目している。ニュースサイトの東網が19日伝えた。 (写真は東網のキャプチャー)

 イラン国営通信などによると、中国海軍のミサイル駆逐艦とミサイル護衛艦、イラン海軍の駆逐艦が参加し、ホルムズ海峡東部からインド洋北部にかけて演習を行った。中国側はヘリコプター1機、イラン側は兵士700人も加わった。

 シンガポールの報道によると、米海軍とイラン軍はホルムズ海峡でしばしば争いがあり、両軍は高度の軍事的緊張状態にある。米海軍の艦艇は同海峡通過の際、イラン海軍が小型艇を出動させ嫌がらせを行っているという。

 ホルムズ海峡は、ペルシャ湾の原油を輸出際の唯一の海上ルートで、世界の海上石油取引量の3分の1が同海峡を経由する。イランは欧米から経済制裁を受けた際、ホルムズ海峡閉鎖を示唆し脅しを掛けた。
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