江西省農村幹部が私設の電子廃棄物処理、有毒ガスで住民約30人中毒

 江西省撫州市の農村部で村政府の幹部が私設の電子廃棄物処理場を運営、焼却により有毒ガスが発生し住民約30人が中毒したことが分かった。幹部は廃棄物から重金属を抽出し売却益を得ていた。水や土壌の汚染も起きており、当局が調査を始めた。香港星島日報が6日伝えた。

 住民によると、村政府の幹部はこのほど広東省からコンテナ3個、計150トンの電子廃棄物を受け入れ1日当たり5万元(約80万円)の利益を得ていた。

 処理場から数百離れた村では異臭が立ちこめ約30人がめまいや嘔吐の症状を訴えて病院に運ばれた。うち7人が入院し治療を受けている。

 住民の訴えで村の上部機関の県当局が乗り出し、村政府幹部の違法行為を確認。警察が幹部3人を拘束し調べを始めた。
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