重慶市の重慶江北国際空港で12日午後7時20分ごろと午後10時11分ごろの2回、ドローンが飛行禁止区域に侵入し、着陸予定の約40便が行き先を変更、約60便が欠航したほか、140便が遅延した。乗客約1万人が影響を受けた。北京晩報が13日伝えた。
同空港によると、警察が捜査を始めた。同空港は住民に対し、飛行禁止区域でドローンや鳥を放ったり、たこを挙げたりしないよう呼びかけた。
中国各地の空港で今年に入り、ドローンが飛行禁止区域に侵入する事件がしばしば発生し、便の運航に影響を与えている。
専門家によると、重さ1.8キロの鳥が高速飛行中の航空機にぶつかると、衝撃は砲弾を上回る。一般のドローンは、重さ1.5キロから150キロある上、硬い材料で造られている。万一、航空機に衝突すると、深刻な事故が起きる恐れがある。