砂嵐で大気汚染、内モンゴルでPM10が8992μg/m3

 中国の約160万平方キロが砂嵐の影響を受け、PM2.5(微小粒子状物質)の濃度が急上昇した。内モンゴル自治区の一部では8992μg/m3(マイクログラム/立方メートル)を記録。5日朝、北京など40数都市では大気質指数(AQI)が最悪の「深刻な汚染」となった。中国新聞社が5日伝えた。

 環境保護部によると、中国北方では3日から、新疆ウイグル自治区、青海省など西北地区一帯と、甘粛省と、内モンゴル自治区、モンゴルの双方で発生した砂嵐の影響が出始めた。4日には、砂嵐の影響を受けた地区が北京、天津、河北、山東、遼寧など計160万平方キロに広がった。

 砂嵐の影響は中国南方に移りつつあり、6日から華北地区の砂嵐は収束に向かう見通し。ただ、中国南方の一部では6日から7日にかけ、AQIの6段階で上から3番目の中度から2番目の重度の汚染になるとみられる。

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