湖北・武漢で有毒物入り食塩流通、加熱で悪臭

(東網のキャプチャー)

 湖北省武漢市の当局は27日、有毒物が含まれる食塩約150トンを販売店から押収した。加熱すると強烈な悪臭がする。専門家によると、硫化水素が含まれている疑いがあり、呼吸器に影響がでる恐れがある。東網が伝えた。

 武漢市で、問題の塩はすべて売り場から撤去された。同様の悪臭食塩は、4月中旬、山東省泰安市と莱蕪市でも売られているのが見つかった。

 武漢市の当局は先に、住民から「調理中に塩から強い悪臭がした」との通報を受けて調べを進めていた。

 問題の塩は、河北省平頂市の「神鷹塩業」が製造した「代塩人」ブランドの400グラム入りの製品。ヨード入りの岩塩と称していた。

 当局は塩の有害性について、詳しく調べることにしている。

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