国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルは11日、香港で「2016年版世界死刑状況リポート」を発表、中国の死刑執行数が世界最多で他国の合計を上回ると指摘した。同団体はさらに、中国当局が執行人数を隠しており、移植用に臓器を取り出すことと関係があると批判した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
リポートによると、16年の中国を除く各国の死刑執行数は1032人で、中国はこれを上回ると推測される。
また、中国は死刑の執行人数を国家機密にしている。報道をもとに分析すると、2014~16年に少なくとも931人が処刑されているが、国のデータベースで公表されたのは85人にとどまる。報道された人数も氷山の一角とみられる。
さらに、中国が死刑囚から移植用の臓器を摘出しており、このことが中国の死刑執行数の隠ぺいと関係している。団体の東アジア地区の責任者は「中国の死刑執行数の透明化は急務だ」と述べた。
(参考)http://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/renquanfazhi/cp1-04112017102002.html