四川の中学生変死事件で住民1千人が抗議

 四川瀘州市瀘県で5日、男子中学生変死事件の真相究明を求める市住民約1000人が抗議活動を行い、警官隊とにらみ合う事件が起きた。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)が伝えた。(写真はRFIのキャプチャー)

 今月1日、市内の瀘県太伏中学校2年の男子中学生が寄宿舎近くで死体で見つかった。体には鉄パイプで殴られた跡があったが、現地の当局は「他殺のの証拠はない」と早々に結論づけたため、市民の間に怒りが広がった。

 住民によると、男子中学生は、同級生5人に殴られたが、うち3人は地元政府や警察幹部の子息だった。住民は、地元当局が事件を隠蔽しているとして、4日から抗議活動が始まった。

 地元当局は、住民に金を渡し、中学生が寄宿舎から飛び降り自殺したことに口裏を合わせるよう求めたている。

 また、地元の警官隊約100人が葬儀場を訪れ、家族や住民の抵抗を排除しながら、中学生の遺体を運び去ったという。

 ネット情報によると、男子中学生は、同級生5人から1万元を出すよう脅されたが払えず、殴殺され遺体を寄宿舎から投げ捨てられた。

(参考)RFI

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