香港事故で中国本土でもエスカレターに不安の声

 香港の繁華街、旺角(モンコック)の商業施設で25日午後起きた18人重軽傷のエスカレーターの事故を受け、中国本土でも香港同様、長いエスカレーターの安全性に対し懸念が高まっている。台湾中央社が伝えた。

 中国紙・現代快報によると、江蘇省南京市のショッピングセンター「南京虹悦購物中心」で1~4階を結ぶ33メートルのエスカレーターに不安の声が出ている。  

 管理者は「業者が半月に1回メンテナンスし、当局が半年に1回検査している。これまでに故障が起きたことはない」と述べた。

 南京市は2016年末現在、5996基のエスカレーターがあり、当局が16年に全部の安全を検査したところ、不合格も相次いだ。

 このほか上海では50メートル、重慶では112メートルのエスカレーターが稼働中。南京特殊設備安全監督検験研究院は「中国でエスカレーターの長さに制限はない。傾斜は30度、揚程(階高)6メートル以下に制限されている」と話している。

 別の専門家は「長大エスカレーターが普通のものより危険性が高い訳ではない」と話している。

(参考)http://www.cna.com.tw/news/acn/201703280095-1.aspx

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