台湾の与党、民主進歩党(民進党)の元職員、李明哲氏が中国本土に入国後、行方不明となった事件で、職員の夫人が28日、同氏が中国の情報機関に拘束されたことを台湾当局が確認したと述べた。中央社が伝えた。
台湾の対中国交流窓口機関、海峡交流基金会(海基会)は、状況を速やかに公表するよう中国に呼びかけた。
台湾の行政院大陸委員会(陸委会)は「各チャネルを通じ、李明哲氏の行方を探している」と述べた。同委員会によると、台湾政府は中国に対し、李氏の安全確保と適切な医療的ケアを行うよう求めている。
報道によると、李氏は大学職員で、メッセンジャーアプリ「微信」を通じ、中国の人権活動家らと交流していた。