韓国政府筋は20日、韓国国防部など軍関係のウェブサイト約70カ所がサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。中国からの攻撃とみられ、地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)配備に対する報復との見方も出ている。香港星島日報が21日伝えた。
韓国国防部が米軍によるTHAAD配備受け入れを決めた後、韓国軍関連サイトへのサイバー攻撃の件数は以前の数十倍に上る。国防部が、慶尚北道星州郡のゴルフ場を配備用地と決め、契約を結んだ2月末から急激に増加した。THAADの発射台が韓国に到着したと報道された3月7日以降から、目立って攻撃回数が増えた。
韓国軍は、攻撃の主体の特定は困難だが、過去の攻撃手法からみて、中国の行為とみている。
(参考)星島日報