四川でチベット族男性が焼身自殺図る、今年初、146人目

 四川省カンゼ・チベット族自治州カンゼ県で18日、地元のチベット族の男性が中国政府の高圧的な政策に反対して、焼身自殺を図った。警察は直ちに男性を連行したため、生死は不明。チベット族による焼身自殺は2009年2月27日以降、18日までに146人目。今年に入り初めて。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が19日伝えた。

 事件発生後、友人約10人が警察に押しかけ、男性の引き渡しを求めたところ1日拘束された。いずれも警察官に殴られ、一部がけがしたという。

 男性は焼身自殺を図る際、中国政府に抗議する言葉を叫んだとされる。たちまち警官隊が駆けつけ、集まった民衆を追い払った。

 カンゼ県と近隣の新龍県では、電話、インターネットが普通になっている。また、周辺の県町村では厳戒態勢が敷かれている。

(参考)http://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/7-03192017124722.html

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