中国人クルーズ客3400人、韓国・済州島で下船拒否

 韓国済州島の済州外港で11日午後1時、コスタ・クルーズ社のクルーズ船「コスタ・セレーナ」号が接岸した際、中国人クルーズ客約3400人が下船を拒否した。地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)の韓国配備に対し、中国人客が反発したためとみられる。環球時報が13日伝えた。 

 韓国聯合ニュースによると、同号は日本の福岡県から来航し、済州島に寄港後、天津に向かう予定だった。11日は、韓国の出入国、税関、検疫の各係官が準備を終え、岸壁では大型観光バス80台が待機。免税品店など商業施設でもガイド数十人が待ち構えていた。

 韓国海運労組の関係者は「これまでも中国人客数人が下船を拒否したことはあったが、全員が拒絶したのは初めて」と話している。

 同号の乗客は全員、中国のある企業が組織した報奨ツアーの一行。ただ、12日に済州島に寄港したコスタ・クルーズ社の別のクルーズ船、「コスタ・アトランチカ」号の乗客約2300人は予定通り下船した。

(参考)http://news.youth.cn/gj/201703/t20170313_9278532.htm

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