中国「海上安全法」改正へ、南シナ海航行規制強化か

 中国国務院(中央政府)法制弁公室によると、国務院は14日「海上交通法」改正案を発表、意見公募を始めた。法案は、中国領海を航行する外国船が、海上交通の安全や秩序を破壊する恐れがある場合、海事管理機関が通航を拒否できる規定を盛り込んだ。中国が南シナ海で、外国船航行の規制を強化する恐れがある。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が15日伝えた。

 米海軍関係者は13日、「米海軍と太平洋軍司令部の幹部は、南シナ海で挑発とみられる行動を増やすつもり。中国が南シナ海で造成した人工島付近に、さらに多くの米艦艇を派遣する」と述べた。

 法案は「中国の水域に違法に侵入、停泊した場合」「中国の管轄海域で活動した場合」などの文言が含まれる。ただし、具体的な水域は示しておらず、南シナ海に触れていない。

 中国は南シナ海の大部分の領有権を主張し、フィリピン、ベトナムと争いがある海域に人工島を造成した。

(参考)http://www.voachinese.com/a/south-china-sea-20170215/3725629.html

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