北京市中心部の天安門広場で3日、乗用車が横転、乗っていた2人がけがした。車から白煙が上がり、通行人が「爆発だ」と騒いだほか、警戒中の警察官が直ちに殺到するなど周囲は一時騒然とした。台湾中央社が伝えた。
新華社によると、北京の警察は事件について「テロが起きた」などとニセ情報をネットで流したとして、河北省の女と吉林省の男を拘束した。
北京市では2013年、天安門前の歩道に乗用車が突入、炎上し5人が死亡する事件が起きた。中国当局は、イスラム過激派組織「東トルキスタンイスラム運動」によるテロ事件と断定している。
3日の横転事故の車は、北京市の男性(26)が運転していた。路上が濡れていたたため、スリップしたらしい。