香港資産家が中国で拘束、「反習近平」で取り調べか

 海外の中国語メディア「明鏡新聞」によると、香港の若手実業家で資産家、肖建華氏が1月27日夜、中国公安(警察)、国家安全部に拘束され、中国に連行された。別の海外中国語メディア「博聞社」によると、同氏が中国共産党内部の「反習近平同盟」に加わっており、中国の政権側が、今年行われる第19回党大会を有利に進めるため、取り締まりに踏み切ったものとみられる。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

 博聞社によると、肖氏は北京で拘束されている。消息筋は「上層部の家族が多数関連しているため、肖氏が拘束されている場所の周辺は、厳しい警戒体制が敷かれている」と話している。

 肖氏がトップを務める持ち株会社、明天控股はチャットアプリを通じ「肖氏は海外で病気療養中。当社は正常に運営されている」と発表した。

 肖氏もネットを通じ「中国本土に拉致された事実はない。自分はカナダ市民で、香港の永久居留証を持っており、カナダと香港の法的保護を受けている」と述べた。

(参考)

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