米紙ワシントン・フリー・ビーコンによると、米情報機関筋は、中国軍がこのほど、山西省太原市で弾頭10個を搭載した「東風5C」大陸間弾道ミサイル(ICBM)を試射し、中国西部の砂漠に設置した目標に命中させたことを明らかにした。中国の核戦力が大幅に強化されたことを物語る。台湾中央社が31日伝えた。
東風5号は1980年代以降に存在が明らかになった核弾頭搭載型の戦略兵器。中国は近年、技術を飛躍的に向上させており、弾頭数は当初の1つから複数に増えた。それぞれの核弾頭が異なる目標を攻撃できる。
同紙によると、中国が弾頭数を10個に増やしたことは、中国が保有する核弾頭数が推計の250個より多いことを示す。
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