ミャンマー北部で20日未明、少数民族武装組織と政府軍が衝突し、住民約80人が中国・雲南省に避難した。同省の政府と軍が、キャンプを設置するなど対応を急いでいる。環球時報などが伝えた。
雲南省に隣接するミャンマー・コーカン地区では、2015年2月から武装組織と政府軍の軍事衝突が頻発。砲弾の流れ弾が同省内に落下した。3月には、ミャンマー軍機の爆弾が同省内に落下して5人が死亡。5月にも砲弾2発が落下して、住民5人がけがした。
ミャンマー当局によると、カチン独立軍(KIA)、タアン民族解放軍(TNLA)、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)の少数民族武装組織が、シャン州北部にある国軍や警察の施設、橋などに相次いで攻撃を加えたという。